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海を越えて伝える紙の文化

今話題のエクササイズ、ピラティスの先生として、また英語の先生として知るひとも多い、杉田ローレンさん。実は彼女はアメリカに、日本の和紙を輸出する、Paper Connection International LLCという会社持つ企業家なのです。話をしていると、コウゾ、ミツマタ、ガンピなど、専門用語がすらすらと出てきて、それをこちらが漢字で書けないのがなんとも情けなく…。和紙についてちゃんと勉強しなければと、つくづく思いました。

■日本にはいつごろから?――

結婚してこちらに住むようになったのは、3、4年前からです。
でもそれ以前、1985年から89年まで、単身日本に来て、英語の教師を中心に、いろいろな仕事をしました。当時の日本は、仕事をみつけやすい状況でした。西武の堤さんの側近の方や、TMNetworkの宇都宮さんにも英語を教えていました。おかげで、スタジオに入ったり、ドームのコンサートに行ったり、楽しい経験もできました。ほかにもインテリアデザインの学校とか、A&Aアカデミーとか、だんだんいい仕事に就けるようになりました。

■その後一度帰国してからは、日本語が話せることが有利に?――

失業率の高い中で、わたしは、「日本」という狭いジャンルに入っていくことで、ボランティアをしたり、仕事を見つけることができました。出身地のロードアイランド州は、日本の下田と姉妹都市で、黒船祭りというのがあるんですが、そこに来たすもう連盟のチームの通訳をしたこともあります。ボストンにブランチのある、日本の貿易会社の仕事もしました。貿易の仕事に興味があって。そしてもうひとつ興味があったのが、民芸品です。母が、世界各国の民芸品を扱うブティックと、ギリシャ風の料理のレストランを経営していて、彼女自身、絵も描くデザイナーなので、その影響があったのかもしれません。両親は何度か日本に行き、民芸品や文具などを買って来ていました。コレクションはけっこうすごいですよ。

■ローレンさんが和紙の貿易の会社を立ち上げたのは――

10年ほど前です。日本にいたときに和紙の漉き方を学んだのがきっかけで、すっかり和紙に魅了されて。貿易の仕事をしたいと思ったときに、選んだのが和紙です。

■すごい!こんなテクスチャの紙、初めて見ました。(Paper Connection Internationalのウェブサイトを見ながら)――

日本のものだけでなく、Loktaというネパールの紙や中国の紙なども扱っています。紙でつくった文房具やお面などの製品もあって、我孫子では北口の花筐(はながたみ)さんに置いていただいています。

■我孫子での暮らしはどうですか?――
以前は東京に住んでいたので、今度住むのは緑のあるところがいいなと思っていました。主人が東大で教えていて、本郷から柏キャンパスに移ったので、こちらに来ました。自転車で通っているんですよ。白山のあたりからはときどき富士山も見えるし、静かで、芸術的な雰囲気もあって、いいところですね。

※ ローレンさんの会社のウェブサイトは:http://www.paperconnection.com/
和紙についての解説もあり、きれいで、勉強になるページです。是非ご覧ください。

 

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